世界のよごそう祭り 越後の奇祭 すみ祭り 〜お祭りの舞台〜 新潟県十日町市 松之山温泉世界のよごそう祭り 越後の奇祭 すみ祭り 〜お祭りの舞台〜 新潟県十日町市 松之山温泉

新潟県十日町市 松之山温泉

豪雪地帯に佇む、
日本三大薬湯のひとつ

草津温泉、有馬温泉と並んで日本三大薬湯に数えられる温泉地で、数多くの旅館が並んでいる。「美人林」と呼ばれるブナの林や山々に広がる棚田がみどころ。豪雪地帯としても知られており、平均3.5m、多い年は5mを超える大雪が降る。すみ塗り祭りは毎年1月15日の午後行われる。

「楽しい祭りは、大抵よごれる?」
この連載では、そんな問いかけを検証すべく、日本と世界の知られざるよごれるけど楽しいお祭りを紹介していきます。
栄えある初回は「すみ塗り祭り」があると聞き、新潟県十日町市の松之山温泉にやってきました。このお祭りでは、その前の年に結婚した夫婦を主役に「賽の神」と呼ばれるしめ縄などを集めた塔を燃やし、無病息災を願って燃え殻のすみをお互いに塗り合うとのこと……。
いかにもよごれそうです。

豪雪の中、たどり着いたのは静かな温泉街。人影もまばら。

「奇祭すみ塗り祭り」とのぼりは出ているものの、 どこでやっているのやら……。

と、奥に進んでいくと、どこからともなくほら貝の笛の音。温泉街の若い衆に運ばれて、今回の主役のお婿さんがやってきました。

更に奥へ上っていくと既に多くの見物人が!賽の神も見えます。

さて、ここから祭りの始まり。主役のご夫婦が賽の神に点火します。

一気に燃えていく賽の神。
時おり仕掛けられた爆竹が炸裂するなどすごい迫力です。

ある程度燃えたところで、
すみ塗りスタート!
村の方が「あれ?顔がきれいなままだぞー!」と誰彼問わずに墨を顔に塗っていき、ところどころで叫び声や悲鳴も聞こえてきます。

立ち会っていた神主さんも……すみ!

当日会場警備をしていた警察官の皆さんも……すみ!

主役のご夫婦もすみだらけ!真っ黒!

とはいえ、顔がよごれてもみんな楽しそう。むしろ逃げているのは報道陣だけ……、よごれてないのが変に思えてきます……。
そう思った矢先、私たち取材チームも巻き込まれてしまいました。
派手に墨を塗られたカメラマン。

ここで、毎年参加しているという地元の子にインタビューをしてみると「子どものときからの恒例行事で、すみ塗り祭りがないと一年が始まらない」とのこと。ちなみに一人は十日町市街よりやってきたようです。

また昨年の主役となったご夫婦が参加されていたのでこちらにもインタビューしました。
「東京出身なのですが、元々松之山温泉にフェイスブックでの友だちがいて、このお祭りを知りました。お祭りのインパクトがあり、主役の夫婦を全国から募集しているようだったので、去年参加したんです。去年が楽しかったため、今年も参加したら知り合いがたくさんいて『懐かしい場所』として感じられるようになってきました。また、このお祭りの主役になると離婚しないという縁起の良さがあるみたいです(笑)。このお祭りをもっと全国の人に知ってもらいたいですね。」

最後は全員汚れ顔でにっこり。

温泉街なので、そのまま顔の汚れは日帰り入浴でさっぱり落とせます。
みなさんも来年は参加してみてはいかが?

[よごそう祭りレーダーチャート][よごそう祭りレーダーチャート]

※よごそう祭りの感じ方には個人差があります。

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